世界屠畜紀行を読んだまとめ

世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR (角川文庫)世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR (角川文庫)
内澤 旬子

角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-05-25
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世界屠畜紀行 内澤 旬子

おすすめ度★★★★☆・・筆者の好奇心の強さと肩の力の抜けた感じが読みやすい

韓国には白丁(ペクチョン)という被差別民がいる 賎民階層にも属さない最底辺の存在だった。現代でも差別意識は根強く残っているという。
朝鮮戦争後のどさくさで家系図もあてにならなくなったため、現在では差別はないという人も多い。
しかし白丁は食肉産業にかかわっていたため、屠畜場で働くのは最低の職業というイメージもあるらしい
マジャンドンというところがあり韓国の肉市場の代名詞である。
肉の写真をとっていると女主人がものすごい形相ですっ飛んでくる。
日本と同じくBSEのときに偽装が問題となりそのときのあることないこと取材されたのがトラウマ。
肉市場では大卒も多く働いてはいるが、結婚相手としては肉市場で働いていると嫌がられる。
韓国は日本より職業や学歴を気にする。

儒教国家になると同時に僧侶は賤民階級に。しかも嫌がらせのため殺生戒をもつ僧侶に屠畜場の管理をさせた。
食肉産業だから結婚したいというわけではなく、マジャンドンで働く、つまり商売をする人だから結婚したくないという意見
ポシンタン 犬鍋 男性の精力剤という認識。日本からの批判や抗議は少ない。鯨など食文化に対する理解?
モラン市場 フランスの愛護団体にキャンペーンに使用されることがあったためここでもマジャンドンと同じく写真撮影は許されない

牛白丁 豚白丁 犬白丁という言葉があり犬を扱う人は犬を扱う人に口をきかないこともある

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